ダイヤモンド査定と宝石査定の手順

ダイヤモンド査定と宝石査定の手順 ~最高の査定額を算出するために~

弊社はダイヤモンドと宝石・貴金属だけに特化した買取店です。時計やバッグは一切扱っておりません。
ジュエリーを高く査定するには、ジュエリーだけに特化した高度な査定技術が必要となるからです。
また、弊社が出張買い取りをしていないのは、査定には持ち運びが難しい機材や安定した光環境が必要なためです。
充分な環境を整えられない出張先では、おのずから簡易査定を行うことになってしまいます。
簡易査定では結果にブレが出るため、安全を見越して低めの金額をおつけする可能性が出てきます。
弊社はそうした可能性を排除し、すべてのお品物に上限いっぱいの評価をおつけしたいと考えています。

このページでは、弊社が通常行っている査定作業の主な手順をご紹介します。

査定の手順01

査定の手順01

まずはルーペで、製品の状態や刻印を確認します。

  • ※.ルーペは、収差(像の歪み)を補正するために3枚のレンズを貼り合わせたトリプレットを使用します。

査定の手順02

査定の手順02

宝石部分の熱慣性を測り、ダイヤモンドと類似石を判別します。

  • ※.ダイヤモンドが宝石の中で最も高い熱伝導率を持つためです。

査定の手順01

査定の手順03

電子天秤で重量を計測します。

  • ※.電子天秤は振動のない場所に置き、常に水平を保つようにしています。(精度が高い機材のため、多少の振動でも狂いが生じ、正確な数値を得られなくなります)

査定の手順04

査定の手順04

宝石用ノギスで石のサイズを計測します。

  • ※宝石の縦・横・厚さを測り比重を掛け合わせて、石部分のみの重量を割り出します。これにより刻印が無い場合でも、カラット数の算出が可能です。

査定の手順05

査定の手順03

色の基準となる宝石(マスターストーン)と並べ、色合いを比較します。

  • ※.ダイヤモンドも、それ以外の宝石も、色合いは重要な査定要素となります。また、この作業には常に均一な光環境が必要となります。

査定の手順06

査定の手順04

紫外線を照射して、蛍光性を調べます。

  • ※.宝石の蛍光性(紫外線が当たると可視光線を発する性質)の強弱は、時として査定額に大きく影響する場合があります。

査定の手順07

査定の手順03

宝石用顕微鏡で、宝石の状態を観察します。

  • ※.内包物(インクルージョン)の位置を正確に知るため、立体視のできる双眼顕微鏡を使用します。
    また、宝石内部の状態が判るように暗視野照明(背後を暗くした側面からの光)と、表面の状態を見る上部からの照明が切り替えられるようになっています。

暗視野照明で見た宝石内部。

  • ※.内包物の形状や深さを見ることができます。

上部からの照明で見た宝石の表面。

  • ※.宝石の研磨状態や、内包物が表面に達しているか、などを知ることができます。

ここでワンポイント 宝石の内包物(インクルージョン)はマイナス要素とは限りません

ここでワンポイント 宝石の内包物(インクルージョン)はマイナス要素とは限りません

ダイヤモンドや宝石の内包物(インクルージョン)を「傷」などと表現する方もいらっしゃいますが、実は、必ずしもマイナス要素とは限りません。
場合によって、内包物の位置や形状は、その宝石が天然である証しとなる場合があります。また、採掘後に加熱などの処理を加えていない証拠となる場合もあります。
内包物の種類や状態から、私たちは様々な情報を得ることができます。
内包物は、一つ一つの宝石の「個性」であると言えます。

査定の手順08

査定の手順08

比重計で貴金属の比重を調べます。

  • ※.空気中の重量と水中の重量を測定し、その差で空気中の重量を割ると比重値が得られます。比重値は、特定の金属の純度に対し常に一定なので、ここから貴金属の種類や純度を特定します。

査定の手順09

査定の手順09

X線分析装置で金属成分を調べます。

  • ※.X線を照射して反射スペクトルを記録することで、含まれている金属の成分を知ることができます。

ここでワンポイント ダイヤモンド以外の宝石では、さらにこのような検査を行う場合があります。


光器や二色鏡を使用して、何の宝石種であるかの可能性を絞り込みます。

  • ※.単屈折性の宝石か複屈折性の宝石かを調べる作業です。同じ色合いの別種の宝石の場合、この方法で大まかな識別ができます。

宝石によって、分光器による色の原因のスペクトルを調べます。(透過光もしくは反射光による)

  • ※.見た目が同じ色合いの宝石でも、色の原因はさまざまです。赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色のスペクトルのどこが吸収されているかを調べることで、色が同じでも同種の宝石か別種かの識別が可能です。

屈折率(宝石内部での光の屈折の角度)を計ります。

  • ※.屈折率は、個々の宝石特有のものです。 他の検査の検査結果と総合して、この段階で「何の宝石であるか」を断定することが出来ます。

査定の手順10

査定の手順10

ダイヤモンド、宝石、貴金属、それぞれの国際相場を調べ、最上限価格を元に買い取り金額を算出します。

  • ※.海外と直結した国際相場のデータは為替にも連動するため、絶えず新しいデータで更新しています。

私たちは常に査定能力のブラッシュアップを行っています。

  • ※.X線を照射して反射スペクトルを記録することで、含まれている金属の成分を知ることができます。